

制作・研究の概要(コンセプト)
木を素材に、骨のような形の立体作品「木骨」シリーズを制作しています。 骨をモチーフに設定した経緯としては、塑像などの彫刻作品を制作するときに組み上げていく心棒が、生物の芯となり肉体を支える骨の役割を持っているため、骨の形を取り入れ心棒そのものを作品化することによりシンプルで力強い彫刻の形の本質に迫れるのではないかという発想がきっかけです。 心棒の作品化という構想をさらに推し進めたきっかけとして、学生のころに日立市郷土博物館で開催されていた人形の展覧会を鑑賞したとき、展示の一つで内部の構造がむき出しになった状態の人形があり、そのむき出しの人形を前に着物(表層)が取り払われることで人形が彫刻としても成立するという内容をゼミの先生が話されていたことが印象に残っており、実際に塑像(図1)の制作中に、置物の工芸品みたいな仕上がりになってしまい、最初から作り直すため解体したときに現れた骨組みが先述した内側がむき出しになった人形の持つ彫刻的な側面とのつながりを体感できたことが強い動機付けになりました。 (図1) 先行研究 実物の骨を芯に彫刻を制作すると





